「 バリ島に始めて来た白い象のお話」
作者:ナイジェルメイソン、絵:デビッドバレット
一般的なおとぎ話と同じくこの子供の為の絵本には愛、怖れ、危険、思いやりなどの人間の基本となる感情を取り扱っています。しかしそれだけではなく、失われつつある、バリ島のスピリチュアルの側面や慣習などの貴重な情報も含まれています。
この絵本の中にはアジア象の能力である超音波が群れのコミュニケーションにどのように使われているかを学ぶことができ、大人も子供も楽しむことができます。
事実とフィクションの融合によって生み出されたストーリーは面白おかしく語られます。この絵本を読み始めると、その世界観のとりこになり最後まで読み終わるまで、本を置く事が出来ないほど興味深い内容となっています。ストーリーの締めくくりはガネーシャ神(ヒンドウー教における叡智の神)とカラフルな尻尾を持つにわとりが活躍してのハッピーエンドです。
主人公はラマという名の悲しい眼をして角の曲がった牛と牙が一本しかない象です。ある悲劇によってこの二人の友情が試されます。この本はインドネシア語と英語で出版されており、読むのに30分ほどしかかかりません。
ストーリーの舞台はバリ島の中央に位置する古い伝統の色濃く残るタロ村です。タロ村は丘の上にアリ森に囲まれた魅惑的な場所です。ここには神聖とされるブラフマン牛という白い牛の小さな群れが生息しています。
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この物語は、バリ島で事業を成功させたオーストラリア人のナイジェルメイソン氏によって語られます。彼は30年以上バリ島に住み、バリ人の妻と2人子供を持つ父親です。ナイジェル氏はバリの独特のヒンドゥー教の文化やユニークな風習を長年見てきました。エレファントパークの創始者として彼は2人の息子や将来を担う子供たちの為にバリ島の文化を伝えるような象の絵本を描きたいと希望して執筆を開始しました。 |
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ナイジェル氏はエレファントサファリパークを1997年にオープンさせました。彼は環境破壊の進むスマトラ奥地から数十頭の象を保護してきた活動家としても知られています。スマトラでの象たちの環境は劣悪で、森林破壊によって住む土地を奪われたうえ、農家によって害獣扱いを受け死に追いやられています。ナイジェルは1000km以上も離れたスマトラの奥地から象たちを救いだしました。
「バリ島にはじめてきた白い象」の物語はこのナイジェル氏の活動を分かりやすく説明するものです。なぜスマトラからタロ村に象たちが連れてこられたか。どうやってその決断はされたのか。新しい環境をどうやって象たちは受け入れたかなど、ファンタジーを交えながら語られており、お子様に最適な本となっています。
エレファントサファリパークはオープン以来、大反響を呼びました。このパークは象にとって素晴らしい自然の溢れる第二の故郷であるだけでなく、来て頂くお客様にとってものんびりとなごむことのできる空間となっています。このパークはローレンスブレアが本の冒頭にコメントしているように、”象にとって5つ星のホテルのようだ。”
この本に相応しい絵を描いてくれたのがデビッドバレット氏で、彼はイギリス生まれでオーストラリア育ちの画家です。彼の絵によってこの物語は生を受け、バリ島の伝統が色鮮やかに蘇ります。
デイビッド氏は、はじめ画家志望でしたが、やがて漫画を描くようになり最終的にこれが彼のキャリアになります。現在もバリ島に住む彼はナイジェルの本に絵を提供する事でその才能を開花させました。この美しい絵本は家族全員で楽しむことができ、7-12歳のお子様が自分で読むにも最適です。おとぎ話的な世界とバリ島の伝統の世界を同時に楽しむことができる作品です。
The Tale of the First White Elephant in Bali by Nigel Mason, first edition, Adventure House 2007, ISBN 978-979-16857-0-2, hardback, 110 pages (66 pages of text and 44 pages in full color). Illustrated by David Barrett, design layout Brad Taylor, preface by author and filmmaker Lawrence Blair.

英語版の価格はRp125,000で、インドネシア語版は Rp100,000となっております。この本の購入はスミニャック地区にあるGramedia書店、Periplus書店、もしくはウブドのガネーシャ書店、またはエレファントサファリパークのギフトショップでご購入いただけます。オンラインでのご購入はこちらまで www.baliadventurestore.com








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バリ島初の白い象の物語